ブランド用紙とノーブランド用紙で、写真の品質は変わる?
ネットプリントで写真を印刷する際、
費用に大きく関わるファクターの一つである印画紙ですが、
ブランド用紙とノーブランド用紙で写真の質がどれくらい変わるかについて考えてみました。
デジカメで撮影した写真の印刷は、通常
などの印刷機械によって写真が出来上がってきます。
昔とは違い人の手による技術的な差がないので、一番品質に影響を及ぼすのは
- 印刷機器のプリント能力
- インクの品質
と考えています。
つまり、解像度が高い印刷機械で、
良質のインクが使われていればキレイな写真が印刷できると考えてほぼ間違いないと思います。
ほぼというのは、印刷をオペレートする技術者の腕の分が「ほぼ」と表現しています。
そこで印画紙による品質の差ですが、
正直写真の品質にはあまり影響を及ぼさないと考えています。
一般用のプリンターでもそうですが、
普通の紙と写真用の紙のように大きな差が無ければ、
どの印画紙を使ってもあまり写真の質はかわらないと感じていました。
ネットプリントでも、ブランド用紙とノーブランド用紙で見比べてみましたが、
素人がわかるような品質の差はみられませんでした。
唯一差が出るかもしれないのは、退色のスピードでしょうか。
フイルムカメラ時代から印画紙を製造していたフジフィルムやコダックには、
表面処理加工を施す技術がたくさん蓄積されていますので、
ノーブランド品を比較した場合にはコーティング技術の差が出て、
退色に差が現れると考えています。
かといって、ノーブランド品がすぐ退色する訳ではありません。
しかも保管の仕方によって大きく退色スピードが変わってきますので、
実際どれくらい退色に差が出るかは不明な点が大きいと思います。
結論的には、ブランド用紙とノーブランド用紙の大きな違いは退色
にあると考えています。
いつまでも綺麗に残したい写真はブランドと使い分けるのが良いと思います。
私の場合、あまり写真にこだわりがありませんので、
基本的に全部ノーブランドで印刷してしまいます。
それでも、いままで品質的に不満があった事は一度もありませんでした。